ポスト与沢翼 株勉強ノート 本から学んだこと、株売買記録・考察

与沢翼氏の書籍に気づきを与えられて始めたブログです。

ANA検討

前回投稿で長谷工について株価指標を考えましたが、次はANAについて考えます。

2022年第二四半期決算短信をもとにしています。

自己資本比率:26%

売上高成長率:47.7%

当期純利益伸び率:未計算

配当性向:0%

配当利回り:0%

PER:- (当期純利益が-)(計算上はマイナスになるが無限大と言っても良いか)

PBR:1.65

クリアしている指標は中長期の安全性の指標の自己資本比率、売上高成長率、PBRのみ。

短期の安全性の指標とされている流動比率は1079677/665230>1.2で短期の指標は大丈夫。

当座比率当座資産:現金及び貯金426198+受け取り手形及び営業未収納金104980+有価証券394689-貸倒引当金242=925625を流動負債(665230)で割ったもの >0.9であり、これも大丈夫。短期の倒産はひとまず大丈夫そう。

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20年チャート

チャートからは高値掴みの可能性は低そうだが、PERは無限大。利回りは0%,今後株価が回復する可能性もあるとは思います。

キャッシュフロー計算書を見ると営業キャッシュフローが-77872,投資キャッシュフローが+208328,財務活動キャッシュフローが-19129

フリーキャッシュフローが1304億円 ただし、+のほとんどは有価証券の償還によるものなので一時的なプラスで、それがなければ-だったと思われます。

コロナ禍の影響で業績が赤字ですが、短・長期の指標的にはまだ耐えられそうです。やはり素人ながらコロナ禍の収束がみえれば業績回復もあり得ると思います。

なお、コロナ禍以前は国内線・国際線ともに6000億円程度売り上げていたのが国内線1118億円、国際線304億円と大幅な減収になっています。元の水準まで回復することができれば株価も回復が見込めないでしょうか。

書籍的にはPERが高すぎて暴落の恐れあり、危険な株といえると思います。ハイリターンとなるかは不明です。